欧州の伝統医学、ホメオパシー

苦しみ

ホメオパシーとは

ホメオパシーという言葉は最近耳にしますが、実際にはあまり普段から使う言葉ではないですよね。ホメオパシーは欧州で普及した伝統医学です。
同種療法や、同毒療法、毒物療法、同病療法といった呼び方もあるのですが、薬物を微量、使う状態で稀釈した成分を患者に投与するという方法で体の自然に治す力を引き出す方法になります。

同毒療法、毒物療法といわれるのは中には毒物と認知される薬物を微量使うこともあるからです。
元々は、ドイツの医師によって創設された方法でもあります。最初にマラリアの治療薬を医師が自ら飲んだところ、マラリアそっくりの症状になったそうです。
そこからホメオパシーの原理が生まれたとされています。類似したものは類似したものを治すといった法則を見つけ出し、例えば、健康な人にとある薬物を投与して発生した症状を治す薬として投与するとこの物質そのものが有効になると考えたそうです。

なおかつ、この物質をものすごく希釈したほうが治癒能力が更に高くそうです。ギリシアの言葉で「同じ」「苦しむ」が合わさった合成語としてホメオパシーという言葉が生まれたのです。
ナチスのドイツ時代にはかなり高い評価を得たホメオパシーですが、後にマラリアや敗血症の人体実験などで効果をあげられずに、関心が下がったという事例もあります。

ホメオパシーの歴史

例えばホメオパシーの考えの一つとして、発熱に対処として、水や氷で冷やして体温を下げるといった方法ではなくて、逆に暖めて発汗させて体温を結果的に下げるといったものです。
この方法は利用したことがある人がいるのではないかと思います。同様にサウナ療法なども同じ原理といえます。このようなホメオパシーは欧州で古くからあった伝統医療になります。
大体、19世紀あたりから知られるようになって来ています。同様に西洋医学も同時に広まり、西洋医学のほうがだんだんと定着してきたという理由もあり、だんだんとホメオパシーは控えめな存在になっていってしまいます。

ですが、ここ最近はまたホメオパシーが伝統医学の見直しと共に脚光を浴びるようになってきているのです。
ちなみに日本国内の場合、ホメオパシーの伝統などもない状態での治療となるので、治療の時に必要とするべき成分や栄養などを与えずに治療などを行ったのが原因で死亡事故が起きるなどの医療事故が続出したこともあるので、あまり頻繁には普及していない方法でもあります。
むしろホメオパシーのリスクを指摘する声があるのも事実ではあります。

実際にこの治療をするホメオパスと呼ばれる存在はいます。実際にホメオパスになるには数年の勉強と知識が必要です。
専門の学校などで学ぶ機関もあるのです。まだまだ安定していないホメオパシーですが、実際に関心を寄せて治療をする人もいますし、ホメオパスも存在します。
実際に安定した治療を得るまでにはまだ、時間がかかりそうな感じもありますが、利用している人は利用しているようなので、それぞれ自己判断での活用となりそうです。