再生医療の現在・未来

再生医療とは

再生医療とはなにかご存知ですか?
この再生医療とは、損傷を受けた生体機能を、幹細胞を用いて復元させる技術のことです。
臓器移植とはことなり、ドナー不足の問題が改善できる医療として革新的な医療なのです。

この医療は最先端の医療として、世界各国が注目をしているのです。

再生医療の技術は、どんな細胞にも分化できる万能細胞から、必要な細胞をつくり出すことができるのです。

現在の再生医療

実際に行なわれた再生医療の例として、日本で行なわれた技術について紹介します。

角膜損傷において、その本人の口腔粘膜の一部を培養して角膜を人工的につくり、損傷した角膜と取り替えるという技術です。
これは日本が独自で開発した技術で、世界的に独創性が高いと評価を受けました。
こうした日本の最先端技術が世界で多大なる評価を受けているのです。

さらに、日本で行なわれた例をあげると、
動脈硬化症やパージャー病といった、血管が詰まってしまい、強い痛みで歩行が困難になってしまう病気の治療にも万能細胞が用いられています。
この場合、血管に万能細胞を注入します。
注入される前には足先に腫瘍ができてしまっていましたが、注入後、腫瘍は綺麗になくなったのです。

再生医療には、万能細胞が鍵となるのです。

再生医療の未来

近年話題になったのが、iPS細胞です。
iPS細胞とは、人工多能性幹細胞という皮膚細胞に特定の4つの遺伝子を導入することで、さまざまな細胞への分化が可能になった幹細胞です。
この細胞により、京都大学の山中教授はノーベル賞を受賞しました。
この万能細胞の誕生により、再生医療への応用が期待されているのです。

世界が注目しているなかで、日本は一歩リードをしているのです。
2014年9月12日、iPS細胞を用いた手術が行なわれ、成功しました。
これは世界初であり、再生医療の未来への第一歩となります。

手術を受けたのは70代の女性で、眼球の網膜の中心部にある黄斑に病変が起こる「加齢黄斑変性」の患者でした。
今までの治療法は、点眼か薬剤とレーザー照射を組み合わせた治療しかなく、複数回行なわなければならず、さらに合併症の心配もありました。

万能細胞を用いての治療で得られる効果としては、視力は正常に戻ることはなく、改善されるのも2~3年というものでした。
この手術の目的は、安全性の確認なので今後の経過を見るのです。

まだまだ未熟な段階ではありますが、これからの未来もっとも期待ができる治療法になるでしょう。

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